危険(安全)体験装置シリーズ HAZARD EXPERIENCE DEVICE

危険(安全)体験装置シリーズは、現場で発生し得るさまざまな労働災害を装置を使って体験することができます。装置を通じてリアルな危険を体験することで、より理解度の高い学習を行うことができます。

危険を体験して学ぶ
小型装置で簡単に体験
現場で起こる
さまざまな危険に対応

実際に体験することで学習理解度を向上させる。

危険(安全)体験装置シリーズは教本や動画を使った座学だけでは得ることのできない、リアルな危険を学習することができます。これにより学習理解度が向上し、密度の高い安全教育を行うことができます。

新入社員・若年社員への安全教育

労働現場では、新入社員や作業に未熟な若年社員の「技術不足」「知識不足」によるケガや事故の割合が高い傾向にあります。また近年では、機械設備の安全レベル向上により若年社員の「危険感受性の低下」が懸念されています。
このようなことから、新入社員や若年社員への安全衛生教育は非常に重要であると言えます。

高年齢社員への安全教育

高齢化社会において、今後ますます労働者の高齢化が進む中で、高年齢労働者による作業中のケガや事故の増加が予想されます。高年齢社員のケガや事故は、若年社員の労働災害要因とは異なり「心身機能の低下」による要因が多いようです。
高年齢社員のへの安全衛生教育は、心身機能低下の自覚を促す他、安全意識の再確認のためにも重要です。

ベテラン社員への安全教育

経験豊富なベテラン社員に多いのは、「慣れ」や「慢心」によるヒューマンエラーです。作業前の安全確認の怠り、機械の誤操作、不用意な動作、機械の取り扱いルール違反、機械清掃中の巻き込まれ等、いわゆる「ヒューマンエラー」は若年社員、高年齢社員に限らず誰にでも起こり得ます。
「慣れ」や「慢心」による事故防止のためにも日頃から安全を意識することが重要です。
定期的な安全衛生教育により、安全意識を高め、ヒューマンエラーのリスクを軽減することができます。

危険(安全)体験装置シリーズラインナップ

感電体験装置 KT-100

感電による労働災害は主に建設業や製造業で発生しており、クレーン作業中の送電線への接触や電気設備等の点検中に充電部へ接触するなど作業者の「ヒューマンエラー」が多くを占めます。 また感電事故は、軽装で肌の露出が多くなったり、発汗による電気抵抗の低下、暑さによる注意力の低下などの理由から夏場に多く起こる災害です。 災害発生件数は他の労働災害に比べ少ないものの、ひとたび被災すると死亡に至る可能性が高いことから大変危険な災害であるといえます。 目に見えない感電災害を防ぐためには、電気の怖さを知り、日頃から感電の危険性や怖さを意識して作業することが大切です。 そして事業者は、労働者に対して安全教育を実施することで感電災害のリスクを軽減し、労働者の安全を守ることが大変重要です。

本装置は、手のひらに電圧を掛け感電を疑似体験する装置です。
感電棒(電極)の上に親指と人差し指を当て、操作電源を「通電」にした時、指に電流が流れてくる感電(ピリピリ感)を体験します。

ローラー巻き込まれ体験装置 RT-100

ローラーやベルトなどの回転物による挟まれ・巻き込まれ事故は、労働災害の中でも「転倒」「転落・墜落」に次いで発生率の高い労働災害です。 業種別では製造業での発生が約半分を占め、中でも金属や食料品製造業での「動力機械」による巻き込まれ事故の割合が高い傾向にあります。 動力機械による挟まれや巻き込まれは、死亡事故や手・足の切断にもつながる大きな危険性を持っています。 巻き込まれ事故を防止するためには、機械側の安全対策に加え、作業者に操作手順を周知徹底させることや安全教育により挟まれや巻き込まれの危険性を教育することが重要です。

本装置は、回転体に引き込まれそうになった時の、安全に反応できる速さと距離の関係を体験する装置です。
回転物が動いている時の作業の危険性を体験できます。

チェーン巻き込まれ体験装置 CT-100

チェーン巻き込まれによる事故は、主に金属・食料品製造業の他、自動車整備業など動力機械を扱う様々な労働現場で発生しています。 一般動力機械や動力伝導装置を扱う現場では、メンテナンスや清掃中に機械の誤作動や不注意により、衣服や手指を巻き込まれ負傷や死亡する事故が後を絶たないのが現状です。 事故を起こさないようにするためには、メンテナンスや清掃の作業手順を作業者に周知徹底させることや、安全教育により挟まれや巻き込まれの危険性を教育することが重要です。

本装置は、回転中のチェーンに巻き込まれた時の危険性を体験する装置です。

Vベルト巻き込まれ体験装置 VT-100

動力伝導に使用されるVベルトは、自動車や空調機器、農業機械、工業機械等様々なところで使用されています。 Vベルトの点検・交換を行う現場では、ポンプやファンの運転中や惰性運転時にプーリーとVベルトの間に衣服や手など巻き込まれる事故が多く発生しています。 事故を起こさないようにするためには、安全教育により挟まれや巻き込まれの危険性を教育することが重要です。

本装置は、回転中のプーリーとベルトの間に衣服や手を巻き込まれた際の危険を擬似体験する装置です。

エアシリンダー挟まれ体験装置 AT-100

機械のメンテナンスを行う際、圧縮空気の噴出や装置の空気排出後の残圧によりエアシリンダーの予期せぬ作動が起こることがあります。

本装置は、エアシリンダー衝突時に残圧を開放せずにストッパーを外した時の危険性を体験する装置です。またソレノイドバルブの違いによるエアシリンダーの動作の違いも学べます。

ボール盤巻き込まれ体験装置 BT-100

ボール盤は手軽に穴あけ作業を行えることから、製造業、建設業をはじめ様々な業種での加工作業、また教育機関での技能実習等でも使用されています。 その一方で、作業者の危険性の認識不足から「巻き込まれ」による事故の発生率も高く、使用には十分な注意が必要です。

本装置は、疑似手が回転体(ドリル)に巻き込まれる所を見て、巻き込まれによる危険を学習する装置です。

安全靴体験装置 GT-100

工事現場や重量物を扱う作業現場では足元への安全対策は必要不可欠です。 足元の危険は、重量物運搬中の落下による挟まれ、重い工具の落下による挟まれ、台車に足を挟まれる等、様々な危険が想定されます。 そのため、足元の安全を守るためには安全靴の着用が重要です。

本装置は、重量物落下による挟まれの危険性と安全靴着用の重要性を学習する装置です。

安全教育の重要性

労働災害が起こる前に

労働現場の事故は業種を問わず様々な場所で起こる可能性があり、労働災害を未然に防ぐためには安全衛生教育の実施が大変重要な意義を持ちます。
安全教育や研修を実施することで、労働者一人ひとりが安全意識を高め、作業中の事故防止にもつながります。

下のグラフは、令和4年の「感電」「巻き込まれ・挟まれ」事故の発生状況をグラフにしたものです。(厚生労働省死傷災害発生状況をもとに作成)
感電による事故は、製造業や建設業などに限らず第三次産業(小売業、飲食店、社会福祉施設等)での発生も多く、業種を問わず様々な場所で発生する可能性があります。 また、「巻き込まれ・挟まれ」による事故は、「転落・墜落」「転倒」に次いで多く発生している事故であり、主に製造業での発生率が高いですが、第三次産業でも多く発生しています。

令和4年 業種、事故の型別死傷災害発生状況(感電)

厚生労働省 労働災害発生状況 令和4年労働災害発生状況の分析等 別表4 業種、事故の型別死傷災害発生状況 より抜粋

令和4年 業種、事故の型別死傷災害発生状況(はさまれ・巻き込まれ)

厚生労働省 労働災害発生状況 令和4年労働災害発生状況の分析等 別表4 業種、事故の型別死傷災害発生状況 より抜粋

このようなことから労働現場での安全教育が非常に重要であることがいえます。 エヌエスティーの危険(安全)体験装置は、労働現場で起こる「感電」「はさまれ・巻き込まれ」を体験するための安全教育ツールです。 それぞれの危険を疑似体験装置を使って安全に体験していただくことができます。

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